新規事業コンサルの費用や内訳、良い新規事業コンサルを見分ける方法を解説!

新規事業

著者:佐々木 理人 
JT、株式会社I-neを経て、株式会社Venture Oceanを創業。
株式会社I-neで新規立ち上げした「YOLU」は1年で売上70億、ドラッグストアのシリーズ別シェアNo.1になる。
市場調査、コンセプト策定、新規事業立上げが得意。

「新規事業を立ち上げたいけど、コンサルに依頼するといくらかかるのか分からない」「費用に見合った成果が得られるか不安」「どのコンサル会社を選べばいいか判断できない」
このような悩みを抱えている経営者や新規事業担当者の方は少なくありません。

新規事業の重要性は理解していても、いざコンサルを依頼しようとすると「費用相場がわからない」「良いコンサルの見分け方がわからない」といった壁に直面するものです。

そこで本記事では、新規事業コンサルの費用相場と詳細な内訳、そして良いコンサルを見分ける方法について、2025年最新版としてわかりやすく解説します。
失敗しない選び方から新規事業を成功させるコツまでご紹介しますので、新規事業立ち上げの参考にしてください。

目次

1. 新規事業コンサルの費用相場

新規事業コンサルの費用は、企業規模やサポート内容、期間によって大きく異なります。

企業規模別の費用相場

中小企業向け: 月額20万円〜250万円

  • 小規模なプロジェクト
  • 限定的なサポート範囲
  • 実行支援までカバーするケースも

大企業向け: 月額300万円〜5,000万円

  • 大規模なプロジェクト
  • 戦略立案から人材育成まで包括的サポート
  • 時間単価で1時間10万円のケースも

スポットコンサルティング: 10万円〜

  • 初期調査のみ
  • 単発の課題解決
  • 短期間の集中支援

年間費用の目安

一般的に、継続的な新規事業コンサルティングの年間予算は300万円〜1,000万円前後になることが多いです。

新規事業の規模や期間によっても費用の幅は変わります。大企業で戦略立案から人材育成まで依頼すると、数千万円の費用がかかることもあります。

2. 新規事業コンサルの料金体系

新規事業コンサルの料金体系は主に2つに分けられます。

時間単価制

コンサルタントの稼働時間に応じて費用が発生する体系です。

メリット

  • 必要な分だけ依頼できる
  • 柔軟な対応が可能

デメリット

  • 総額が読めない
  • 予算管理が難しい

固定価格制(月額制)

月単位で固定の費用を支払う体系です。

メリット

  • 予算が明確
  • 長期的な支援が受けやすい

デメリット

  • サポート範囲の調整が難しい
  • 最低契約期間が設定されていることが多い

3. 新規事業コンサルの費用内訳

プロジェクトのフェーズごとに分かれることが多く、各段階で異なる費用が発生します。

市場分析・初期調査(10万円〜50万円)

市場規模の調査、競合分析、ターゲット設定、ポジショニング検討などを行います。新規事業の可能性を見極める段階で、客観的なデータと分析に基づき、事業のポテンシャルを評価します。

戦略立案(50万円〜200万円)

ビジネスモデルの構築、事業コンセプトの策定、収支計画(PL・BS)の作成などを行います。新規事業の方向性を決定する重要なフェーズです。

実行支援(月額50万円〜100万円以上)

プロジェクトマネジメント、運営支援、経営改善サポート、マーケティング戦略の実行などを行います。継続的な伴走型支援が一般的です。

人材育成・組織体制構築(50万円〜300万円)

新規事業担当者の育成、チーム編成支援、社内体制の整備などを行います。長期的な事業運営に必要な人材・組織作りをサポートします。

効果測定・改善提案(月額20万円〜50万円)

KPI設定、進捗管理、データ分析、改善施策の立案などを行います。PDCAサイクルを回すための支援を継続的に提供します。

その他の費用

上記以外にも、以下のような費用が発生する場合があります。

  • コンサルタントの人件費: プロジェクトに関わるコンサルタント数×単価
  • 調査費用: 市場調査、消費者アンケート、テストマーケティングなど
  • 資料作成費: 事業計画書、プレゼンテーション資料の作成
  • 出張費: 遠方の場合は交通費・宿泊費が別途発生

4. 新規事業コンサルが必要な理由

自社だけでは得られない知見を活用できる

コンサルティング会社は専門的な知識とノウハウを持ち、特にリスク回避の知見は大きな強みです。多くの企業の新規事業開発を支援してきた経験から、成功パターンと失敗パターンを熟知しています。

第三者の視点で新規事業を捉えられる

新規事業は自社の思い入れが強くなりがちで、客観的な視点が欠けると方向性を間違えるリスクがあります。コンサルを利用すれば、バイアスを排除して事業を進められます。

自社リソースを効率的に活用できる

特に中小企業では、既存事業との掛け持ちで新規事業に十分な時間をかけられないことが多いです。外部リソースを活用することで、社内の限られた人材を効率的に活用できます。

新規事業の失敗確率を下げられる

経済産業省の調査によると、新規事業の80〜90%が失敗しています。専門家のサポートを受けることで、この失敗確率を大幅に下げることができます。

5. 良い新規事業コンサルを見分ける12のポイント

ポイントチェック項目重要な理由
1. コンサルタントの雰囲気や相性信頼できるか、コミュニケーションがスムーズか新規事業は長期的なプロジェクトになるため、担当者との相性は非常に重要です。
面談を通じて確認しましょう。
2. プロジェクトの進め方・スケジュール明確な計画を提示してくれるか柔軟性がありつつも、しっかりとした計画を持っているかが重要です。
スケジュール感が合うか確認しましょう。
3. サービス内容・範囲自社が求めるサポートをカバーしているか戦略立案のみなのか、実行支援まで含むのか。必要な範囲をカバーしているか確認しましょう。
4. アフターフォローの充実度プロジェクト終了後のサポート体制があるか継続的な改善提案や相談窓口の有無を確認。長期的な関係構築ができるかが重要です。
5. 専門性や経験自社の業界や事業領域での実績があるか豊富な経験とノウハウを持っているかをチェック。類似案件の成功事例があるとより安心です。
6. 費用・価格予算に見合った価格設定か見積もりの内訳が明確で、追加費用の有無も確認。費用対効果を見極めることが重要です。
7. 顧客からの評価(口コミなど)過去のクライアントからの評判はどうか実際の成果や対応の質を把握。第三者の評価は客観的な判断材料になります。
8. コミュニケーション能力迅速で的確なコミュニケーションができるかレスポンスの早さや説明のわかりやすさも重要。円滑なプロジェクト進行に必須です。
9. 実行支援の広さと深さ実行フェーズまで深く関わってくれるか戦略立案だけでなく、実際の実行まで支援してくれるか。ハンズオン型を求める場合は特に重要です。
10. チームの編成・人材の質プロジェクトメンバーの質と構成は適切か担当者が新人でないか、適切な経験を持っているか確認。チーム全体の能力を見極めましょう。
11. 顧客への敬意や理解の深さ自社のビジョンや文化を理解・尊重してくれるかパートナーとして対等な関係を築けるかが重要。自社の状況に寄り添った提案ができるか確認しましょう。
12. コンサル会社のターゲット・規模自社の規模に合ったコンサル会社か中小企業向けか大企業向けか。自社の規模や予算に合ったコンサルティング会社を選ぶことが大切です。

6. 新規事業を成功させる6つのステップ

株式会社Venture Oceanの新規事業の進め方をもとに、成功のコツをご紹介します。

ステップ①:事業アイディアを考える

新規事業では「やりたい」という強い意志が重要です。

成功のポイント

  • 自社の強みが活きる領域を選ぶ
  • 事業を自分ごと化できるテーマにする
  • 「何としても成功させる」という強烈な意思を持つ

既存事業で培った強みを活かせない領域での新規事業は、成功確率が格段に下がります。

ステップ②:市場調査・競合調査を行う

客観的なデータに基づいた判断が成功の鍵です。

調査すべき項目

  • 市場規模と成長性
  • 競合分析(強み・弱み)
  • ポジショニング(競合がいないスペース)
  • プロモーション・口コミ動向

競合調査で競合がいないスペースを見つけることが、差別化の第一歩です。

ステップ③:事業のコンセプトを考える

試作品より先にコンセプトを固めることが重要です。

コンセプトに含めるべき要素

  • 誰に(ターゲット)
  • 何を(提供価値)
  • どのように(訴求方法)

コンセプトが決まったら、コンセプトテストで市場の反応を確認しましょう。

ステップ④:事業の収支計画(PL・BS)を考える

3本のPL(最低ライン、ミドル、最高ライン)を作成します。

PLを3本引く理由

  • 最低ライン:最悪のシナリオを想定しリスクを把握
  • ミドル:リアルな目標値として設定
  • 最高ライン:事業の最大メリットを把握

精緻すぎるPLは不要です。2〜3か月で修正になることが多いため、柔軟に対応できる計画を立てましょう。

ステップ⑤:小さくテストする

いきなり大きく投資せず、まずは小さくテストします。

小さくテストするメリット

  • 想定外の落とし穴を低リスクで発見できる
  • 事業運営のノウハウが蓄積できる
  • 失敗時のダメージを最小限に抑えられる

結果を出すことよりも、知見を貯めることを優先しましょう。

ステップ⑥:大きく、一気に投資し、伸ばす

テストで成功の兆しが見えたら、大きく一気に投資します。

重要なポイント

  • 小さくしか投資しないと競合に抜かれるリスクがある
  • 自分たちが切り拓いた市場を競合に奪われないよう、最短で大きく投資する
  • 競合を一気に突き放すスピード感が重要

7. 新規事業コンサルをお探しなら株式会社Venture Oceanがおすすめ

新規事業を確実に成功させたい方、市場シェアNo.1を目指したい方には、株式会社Venture Oceanがおすすめです。

新規事業コンサル①:株式会社Venture Ocean

株式会社Venture Oceanはベンチャー・中小企業の新規事業に特化したコンサル会社です。
実際に事業会社で新規事業の事業責任者を行っていたメンバーが支援してくれるようで、代表は1年で70億の新規事業立ち上げ経験があります。
感覚や勘に頼らず、調査データに基づいてマーケティングを行うため、事業が成功する可能性を大きく高めることができます。
限られた予算と人員の中でもマーケティングを成功させてきたコンサルタントが、ベンチャー・中小企業の味方としてのサポートが可能です。

サービスと費用

■フルサポートプラン
市場調査~プロダクト完成までのすべての工程を担います。通常6か月程度で新規事業が立ち上がります。
費用:月額50万円~、6か月契約~

■戦略サポートプラン
市場調査~コンセプト完成までの新規事業の戦略部分の策定を行います。通常3か月で新規事業の戦略を策定します。
費用:月額60万円~、3か月契約~

■ミニマムサポートプラン
クライアント様が主となり、新規事業を進めていく際のアドバイスやサポートを行います。6か月程度で新規事業が立ち上がるようロードマップを作成、プロジェクト推進をサポート。
費用:月額20万円~、6か月契約~

月額5万円のトライアルもございます。

実績

  • フィットネス系ベンチャー企業のアパレル業界参入をコンサルティング。1年で年商1億円規模の事業に。
  • 女性向けBtoB企業の新規BtoCメディア事業参入をコンサルティング。戦略策定からWEB・SNSディレクション、SEO対策までを担当。1年で月商400万円を達成。
  • 医療系ベンチャー企業による新規事業(別領域)への参入コンサルティング。市場調査からPL作成を担い、年間売上7.8億円の事業計画を策定。

基本情報

会社名株式会社Venture Ocean
所在地大阪府堺市西区浜寺南町1-66-10
提供サービス新規事業立ち上げコンサルティング
BtoCマーケティングコンサルティング
商品開発コンサルティング
市場調査コンサルティング
SNS運用コンサルティング
公式サイトhttps://venture-ocean.com/

こんな方におすすめ

  • 実際に新規事業立ち上げを成功させたメンバーからコンサルを受けたい方
  • 調査を活用した確度の高い新規事業立ち上げをご希望の方
  • ベンチャー・中小企業の方

まとめ

新規事業コンサルの費用は、中小企業向けで月額20万円〜250万円、大企業向けで月額300万円〜5,000万円と幅広く、年間では300万円〜1,000万円前後が一般的です。

良いコンサルを見分けるには、12のポイント(相性、専門性、実績、サポート範囲、費用など)を総合的に判断することが重要です。特に、自社の業界での実績があり、戦略立案だけでなく実行支援まで伴走してくれるコンサルを選びましょう。

そして、自社の強みを活かし、前例にとらわれず、適切な人材をアサインすることが成功の鍵です。社内に適切な人材がいない場合は、実績豊富なコンサルを活用することで、新規事業の成功確率を大きく高めることができます。

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特典②:認知度の上げ方:完全版
特典③:良いコンセプトを作るチェックポイント
特典④:コンセプト作成のフレームワーク
特典⑤:新規事業の立ち上げのプロセス
特典⑥:マーケティング成功事例6選

特典⑦:売れるブランドの創り方

また、新規事業については下記のyoutubeで詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。

Venture Ocean

<この記事の編集・運営者>
株式会社 Venture Ocean

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