LP制作の費用や費用を抑えるコツを元事業会社マーケターが解説!

著者:佐々木 理人
JT、株式会社I-neを経て、株式会社Venture Oceanを創業。
株式会社I-neで新規立ち上げした「YOLU」は1年で売上70億、ドラッグストアのシリーズ別シェアNo.1になる。
市場調査、コンセプト策定、新規事業立上げが得意。
「LPを作りたいけどいくらかかるの?」 「できるだけ費用を抑えたいけど、質は落としたくない…」
新規事業の立ち上げやマーケティング施策を進める中で、LP(ランディングページ)制作は避けて通れない重要な施策です。しかし、制作費用は数万円から数百万円まで幅広く、何が適正価格なのか分からない方も多いのではないでしょうか。
元事業会社のマーケターとして、数多くのLP制作に携わってきました。その経験から、費用の実態と賢く抑えるコツを徹底解説します。
目次
1. LP制作にかかる費用の相場
LP制作の依頼先別の費用相場
| 費用相場 | 依頼先 | 制作期間 | 内容 |
| ~10万円 | ・フリーランス ・個人で活動しているWeb制作会社 | 1週間~1ヶ月 | デザイン制作・コーディング |
| 10万円~30万円 | ・フリーランス ・中小制作会社 | 1週間~1ヶ月 | 構成案の作成・デザイン制作・コーディング |
| 30万円~60万円 | 中小制作会社 | 1ヶ月~2ヶ月 | 競合調査・ライティング・構成案の作成・デザイン・コーディング |
| 60万円以上 | ・中小制作会社 ・大手制作会社 | 2ヶ月~3ヶ月 | 戦略設計・企画立案・構成案作成・デザイン・コーディング・運用・LPOコンサル |
主な費用項目
内訳を理解することで、どこにコストがかかっているか、どこを削減できるかが見えてきます。
| ① 戦略設計・企画(費用の20〜30%) ・ターゲット分析 ・競合調査 ・訴求ポイントの設計 ・ワイヤーフレーム作成 | ② デザイン制作(費用の30〜40%) ・ビジュアルデザイン ・UI/UX設計 ・画像・イラスト素材制作 ・レスポンシブ対応 |
| ③ コーディング(費用の20〜30%) ・HTML/CSS/JavaScript実装 ・各種ブラウザ対応 ・スマホ・タブレット対応 ・アニメーション実装 | ④ ライティング(費用の10〜20%) ・キャッチコピー作成 ・ボディコピー執筆 ・CTAボタン文言設計 |
2. LP制作会社・フリーランスの比較
それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。また、こんな企業に向いているという目安を紹介します。
LP制作会社に依頼
| メリット | デメリット | こんな企業に向いている |
| ・戦略設計から一貫してサポート ・クオリティが安定している ・制作体制が整っている ・アフターフォローが充実 | ・費用が高い ・修正に時間がかかる場合がある ・小回りが効きにくい | ・予算に余裕がある ・成果につなげたい ・他者と差別化したい ・競合調査や戦略設計などを丸投げしたい ・LPを使った本格的なWebマーケをしたい |
フリーランスに依頼
| メリット | デメリット | こんな企業に向いている |
| ・制作会社より費用を抑えられる ・コミュニケーションが取りやすい ・柔軟な対応が可能 ・専門性の高い人材を選べる | ・品質にばらつきがある ・納期遅延のリスク ・自身の負担が大きい ・公開後のサポートがない | ・コストを抑えたい ・スピード感を重視したい ・ある程度自社で方向性を決められる ・公開後の運用や改善を自社で行える |
内製(ノーコードツール活用)
個人でLP制作を行うという選択肢もあります。しかし、これにもメリットとデメリットがあり、内製が適切かどうかはよく考える必要があります。
| メリット | デメリット | こんな企業に向いている |
| ・外注費がかからない ・修正が即座にできる ・ノウハウが社内に蓄積される ・PDCAを高速で回せる | ・デザインの自由度が限られる ・学習コストがかかる ・クオリティは担当者次第 | ・とにかくコストを抑えたい ・頻繁に修正・ABテストをしたい ・マーケティングリソースがある |
3. LP制作費用を抑える5つの実践的なコツ
元事業会社マーケターとして実践してきた、費用削減のコツをお伝えします。
LP制作コツ① 要件を明確にしてから依頼する
具体的な方法:
- ターゲットを明確にする
- 訴求ポイントを事前に整理する
- 参考にしたいLPを3〜5つ用意する
- 必要な機能をリスト化する
なぜ費用が抑えられる?
制作側との認識のズレが減り、修正回数が削減できます。事前準備がしっかりしていれば、制作会社も見積もりを抑えやすくなります。
LP制作コツ② テンプレートやパッケージプランを活用
具体的な方法:
- 制作会社のパッケージプランを選ぶ
- WordPressテーマを活用する
- ノーコードツール(STUDIO、ペライチなど)を使う
なぜ費用が抑えられる?
ゼロから作るより圧倒的に工数が削減できます。パッケージプランなら20〜30万円程度で制作可能です。
LP制作コツ③ 素材は自社で用意する
具体的な方法:
- 商品写真は自社で撮影
- フリー素材サイトから画像を選定
- 既存のブランドガイドラインを提供
- 原稿の初稿は自社で作成
なぜ費用が抑えられる?
素材制作費用(5〜20万円)をカットできます。特に写真撮影は外注すると高額になりがちです。
LP制作コツ④ コーディングが不要な範囲でデザインする
具体的な方法:
- 複雑なアニメーションは避ける
- 特殊なインタラクションは最小限に
- レイアウトはシンプルに
- 既存のUIパーツを活用
なぜ費用が抑えられる?
コーディング工数が減り、10〜30万円の削減が可能です。
LP制作コツ⑤ 段階的にリリースする(MVP思考)
具体的な方法:
- 最初はシンプル版でリリース
- 反応を見ながら改善していく
- ABテストで効果的な要素を見極める
- 必要な機能から優先的に追加
なぜ費用が抑えられる?
初期投資を抑えつつ、効果検証しながら投資できます。最初から完璧を目指すと100万円以上かかることも…。
4. LP制作をコスパよく行うために(まとめ)
LP制作の費用相場は幅広いですが、適切な判断をすれば費用を抑えつつ効果的なLPを作ることができます。
しかし、LP制作は「作って終わり」ではありません。
運用フェーズでかかる費用:
- 月次の改善・修正:3万円〜10万円
- ABテスト実施:1回5万円〜
- コンテンツ追加:5万円〜20万円
初期費用を抑えすぎて、修正費用が高額になるケースもあります。長期的な視点を持ち、制作時に「修正のしやすさ」も考慮しましょう。
そして費用削減と品質のバランスが重要です。以下を削ってはいけません。
・ターゲット分析 ・戦略設計 ・ユーザー導線設計
・スマホ対応 ・ページ表示速度 ・基本的なデザインクオリティー
最も重要なのは、「費用」ではなく「費用対効果」です。
安く作っても成果が出なければ意味がありません。逆に、高額でも確実にコンバージョンが取れるなら投資価値があります。自社の状況、予算、目的に合わせて、最適な制作方法を選んでください。
LP制作でお困りの方へ
「どの制作方法が自社に合っているか分からない」 「見積もりが適正か判断できない」 「戦略から相談したい」
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また、Venture OceanはyoutubeでLP制作についても詳しく解説もしておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
<この記事の編集・運営者>
株式会社 Venture Ocean