ブランディングの基本ワークシート

はじめに

「ブランディングが大切なのは分かるけど、具体的に何から始めればいいの？」

多くの経営者やマーケターが、このような悩みを抱えています。ブランディングは重要だと頭では理解していても、実際に取り組もうとすると、どこから手をつけていいか分からなくなってしまうのです。

株式会社Venture Oceanでは、既存比117％の購入意向を獲得した高価格帯家電ブランドのリブランディングや、対競合の購入意向140％を達成した健康食品D2Cブランドの立ち上げなど、数多くのブランディング支援を行ってきました。

その経験から分かったのは、ブランディングには明確なステップがあり、それを体系的に進めることで、確実に成果を出せるということです。

弊社では、1年で70億円の売上を創った経験と、D2Cブランドの卸展開で月商平均350％UPを実現してきた実績から、確実に成功するための体系的なブランディングワークシートを開発しました。

このワークシートは5つのステップで構成されていますが、今回はその中でも最も重要なステップである「自社オリジナルの強みを一文で表す」という部分を特別にお見せします。

ブランディングで大切なのは、第一に顧客に伝わることです。どんなに素晴らしい強みや独自性があっても、それが顧客に伝わらなければ意味がありません。

自社オリジナルの強みを、一言の強烈な1文のコピーに落とし込む―ここの出来がアウターブランディングの成否を分けます。

成功しているブランドは、必ず自社の独自性を一言で表現しています。

ダイソンは「吸引力の強さ」という機能的な強みを、レッドブルは「エネルギーが湧く」という感情的な便益を、ニトリは「コスパの良さ」という顧客価値を、それぞれ端的に表現しています。

ポイント①：顧客視点で書く

お客様が瞬時に自社のプロダクトの便益を認知できるくらい分かりやすい表現が必要です。顧客は2秒で判断を行います。

ポイント②：独自性が明確に伝わるか

他のブランドでも言えるような表現になっていないか、チェックが必要です。例えば「おいしい緑茶」だけでは他と同じですが、「急須で入れたようなおいしい緑茶（綾鷹）」であれば独自性が伝わります。

ポイント③：シンプルで覚えやすい

複雑で長い文章は、顧客の記憶に残りません。一言で、誰もが覚えられるシンプルさが重要です。

弊社がご支援した企業様では、ブランディングによって以下のような成果を上げています。

化粧品D2Cブランドでは、ブランド戦略とSNS戦略の見直しにより、半年で総フォロワー1.3万人、300万リーチのUGC創出に成功しました。

高価格帯家電ブランドのリブランディングでは、ブランドコンセプトの再構築により、既存比117％の購入意向を獲得。健康食品D2Cブランドでは、徹底的なブランド戦略により、対競合の購入意向140％を達成しています。

これらの成功の裏には、体系的なブランディングプロセスがありました。

ブランディングは、体系的に進めることで確実に成果を出すことができます。今回ご紹介したのは、その最重要ステップである「一文で表す」という部分です。

もちろん、このステップに到達するまでには、自社の強みを洗い出し、その中から独自性のある要素を見つけ出す作業が必要です。そして、このコピーを決めた後には、それをビジュアル化するステップや、ブランドの世界観を強化するために「やらないこと」を明確にするステップが待っています。

今回ご紹介した内容は、「ブランディングの基本ワークシート」の一部にすぎません。完全版の資料では、全5ステップの詳細なワークシートと、各ステップでの具体的な記入例、実践チェックポイントなどを提供しています。

完全版では、以下のような実践的なノウハウを学ぶことができます。

ブランディングで価格競争から脱却したい、ブランド価値を高めて利益率を向上させたいという方は、ぜひ完全版の資料をダウンロードしてご活用ください。