市場調査の費用はいくら?市場調査の基本の流れと調査手法別に費用を解説!

調査関連

市場調査は、製品開発やマーケティング戦略を成功させるために重要な過程のひとつです。
しかし、「費用がどのくらいかかるのか」「なるべく費用を抑えたい」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、過去に調査をベースにして立ち上げた新規事業で70億の新規事業を作ったり、その後の新規事業支援で、数多の市場調査を行ってきた筆者の視点から、市場調査の基本の流れと市場調査の手法ごとによる費用相場を詳しく解説します。
これから市場調査を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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市場調査の基本の流れ

市場調査には大きく下記の3ステップがあります。

  • 市場規模調査、競合調査
  • 定性調査
  • 定量調査

これらを行うことで、事業を確度高く成功させることができます。
まずは市場規模調査、競合調査で市場の大まかな概況を理解します。
続いて定性調査で、その市場内の顧客について理解をし、事業のコンセプトやプロダクトのプロトタイプを作ります。
最後に定量調査でそのコンセプトやプロトタイプが顧客に受け入れられるかを確認します。
ここからはこれらの市場調査の手法の詳細と費用に関して解説しています。

市場の費用と手法①【市場規模調査、競合調査】

市場規模調査、競合調査には大きく分けて下記の2つの方法があります。

  • 調査データを購入
  • デスクトップリサーチ

それぞれについて解説してゆきます。

調査データを購入する場合の費用:200万円~

市場規模調査、競合調査の最もスタンダードな方法は、調査データを購入することです。
調査会社などが発酵している市場調査のデータを購入し、市場規模や競合情報を入手する手法です。
この手法のメリットはデータが正確かつ、納品までのスピードが速いことがメリットです。
一方でデメリットは、自分たちが思う市場にピッタリの調査はないことが多く、マクロなデータであることです。
また、費用が高額になることも多いです。

ですので、大企業が大きな市場を狙いに行く場合にはオススメの手法ではありますが、中小企業やベンチャー企業にはあまりオススメの手法ではありません。

デスクトップリサーチの費用:50万円~

市場規模・競合リサーチは、参入しようとしている市場の規模や市場構造、競合状況などをインターネット上の情報を駆使して、調査する方法です。
この方法のメリットは、自分たちが思い描くピッタリな市場を調査できることです。
また、競合に関してもしっかりと調査ができるので、その後の事業コンセプトやプロダクトのプロトタイプ作成に活かしやすいです。
また、費用も比較的安めです。
一方でデメリットは市場規模の数字が正確ではないことや、オーダーメイドで調査するので、少し結果が出るまでに時間がかかることです。

ですので、ニッチな市場を狙う、中小やベンチャー企業にはオススメの手法ではありますが、大きな市場を狙う大企業にはオススメの手法ではありません。

弊社では最短1ヶ月・50万円でデスクトップリサーチを行うことができます。
競合調査に加え、ポジショニングマップ、コンセプト案までご支援することができますので、ご興味ある方は下記よりお申込み下さい。

市場の費用と手法②【定性調査】

定性調査とは、数値で把握しきれない深層心理や意見を探るための方法です。
市場規模・競合調査で分析した市場に対して、自社がどんなサービスやプロダクトを提供すれば顧客が喜んでくれるかを確認するのが、定性調査です。
代表的な定性調査の種類と価格相場は以下のとおりです。
※費用はN数や設問内容によって変動します。

  • デプスインタビュー:80万円~
  • グループインタビュー:100万円~
  • 会場テスト:300万円~
  • ミステリーショッパー:50万円~

それぞれの特徴と費用について詳しく解説します。

デプスインタビューの費用:80万円~

デプスインタビューとは、対象者と1対1でインタビューを行う手法です。
1対1なので最も考えを自由に表現しやすく、詳細な意見や感情を引き出せるメリットがあります。
なので、顧客のインサイトを発掘するのに最適な手法です。
また、複数の参加者を集めなくてよいため、グループインタビューよりも日程調整がしやすく、調査全体がスムーズに進む傾向にあります。
ただデプスインタビューはファシリテーターの力量次第でインサイトが得られるかどうかが変わってしまうので、ここは注意が必要です。

デプスインタビューのN1インタビューに関してはこちらで解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
N1インタビューのやり方や成功事例を完全解説!

グループインタビューの費用:100万円~

グループインタビューは、ターゲット層の複数人の参加者を集めて、ファシリテーターの進行で発言や議論を調査する手法です。
参加者の深層心理や、購買に関する洞察が得られるメリットがあります。
特徴としては参加者同士で話が弾むと思いもよらないインサイトが発掘できる点です。
一方で、声の大きい参加者に全体が引っ張られていないかは留意する必要があります。

調査をするグループ数によって、費用が大きく変わります。

会場テストの費用:300万円~

会場テストは、ターゲット層の対象者を特定の会場に招待し、アンケートに答えてもらったり、新商品の体験をしてもらったりする手法です。
特にパッケージのテストの為に商品を模擬棚に並べてテストを行う手法はパッケージテストにおいて有効です。
ただし、会場を用意する必要があるため、他の調査と比較すると費用は高い傾向にあります。

ミステリーショッパーの費用:50万円~

ミステリーショッパーは、モニターに店頭で自社商品を買ってもらう、サービスを受けてもらうなどし、モニターに反応を聞く調査です。覆面調査とも言います。
実店舗を持っている企業のサービスの質の調査などに最適な手法です。
商品やサービス、接客などに対するリアルな意見を聞けるメリットがあります。
モニターに現地に赴いてもらう必要があるため、交通費や商品・サービス費などの負担が必要です。

市場の費用と手法③【定量調査】

定量調査とは、定性調査で考えたサービスやプロダクトのプロトタイプが市場で受け入れられるかを確かめるものです。
N数(いくつ回答を集めるか)と設問数で費用は変わりますが、代表的な定量調査の種類と価格相場は以下のとおりです。

  • インターネット調査の費用:50万円~
  • 聞き取り調査の費用:80万円~
  • 郵送調査の費用:50万円~
  • 商圏調査の費用:40万円~
  • ホームユーステストの費用:100万~

それぞれの特徴と費用について詳しく解説します。

インターネット調査の費用:50万円~

インターネット調査は、ターゲット層に対して、インターネット上でアンケートに回答してもらう手法です。
他の調査と比較すると、人件費や郵送の手間もかからず、短期間で調査が完了するため、コスパのよい手法として利用されています。
インターネット調査は、性別や年齢問わず匿名で気軽に回答できるため、回収率が高いメリットがあります。
しかし、調査対象人数や質問数が多いほど、費用は高くなります。
ただ、そもそもの設問設計をうまく組んでいないと、示唆を得られる調査になりません。

聞き取り調査の費用:80万円~

聞き取り調査は、街頭やイベント会場などで直接対象者に声をかけ、アンケートやインタビューで情報を収集する手法です。
対象者と事前の打ち合わせをしていないため、その場でリアルな意見を聞けるメリットがあります。
しかし、聞き取り調査の場所の用意や、対象者を探すなどの手間がかかります。
また、調査員の人数や調査場所までの距離によって、さらにコストがかかるケースがあります。

郵送調査の費用:50万円~

郵送調査は、対象者へアンケート用紙を郵送し、回答してもらう手法です。
送料がかかるため相場は高めですが、インターネットを利用しない人や、高齢者からの意見を聞けるメリットがあります。
また、インターネット調査よりも、丁寧にアンケートに答えてもらえる傾向にあります。
回収率を高めるためのインセンティブ(例えばギフトカードなど)を考慮すると、さらに費用がかかる点には注意が必要です。

商圏調査の費用:40万円~

商圏調査は、ターゲット層が住む特定の地域での、市場規模や消費者動向を調べる手法です。
特定のエリアに絞られているため、他の調査よりも費用が安い傾向にあります。
商圏エリアのエリア指定は、主に以下の3つがあります。

  • 同心円

商圏の中心から半径1km、3kmといったように同心円状に範囲を設定。

  • 多角形

道路網や地形、競合の影響を考慮して不規則な形状で商圏を設定。

  • フリー形状

商圏を自由な形状で設定。

エリアが広くなるほど、費用がかかる傾向にあります。

ホームユーステストの費用:100万円~

ホームユーステストは、対象者の自宅へ商品を郵送し、使用してもらい感想や使用感を集める手法です。
リアルで詳細な意見を聞くことができ、改善点が見つかりやすいメリットがあります。
商品や送料のコストがかかったり対象者のスクリーニング、対象者への謝礼がやや高額なため、費用が高い傾向にあります。

ただ、有形商材を作る場合は、商品自体を作り直すことができないため、ホームユーステストは非常にオススメです。

市場調査の費用を抑える3つのポイント

市場調査の費用は、調査手法や対象者数、設問数によって大きく異なります。
事業を始める際にはトータルで多くの費用がかかるため、「できるならなるべく抑えたい」と思うのではないでしょうか。
ここでは、市場調査の費用を抑える3つのポイントを紹介します。

調査目的に適した市場調査の手法・設問を選ぶ

市場調査の費用を抑えるためには、まず調査の目的を明確にすることが大切です。
新製品の需要を見極めたいのか、ブランドイメージを把握したいのかなど、目的によって最適な手法や設問が異なります。
短期間で広範囲の消費者意見を収集したい場合は、インターネット調査がおすすめです。
一方、消費者心理や細かいニーズを掘り下げる必要がある場合には、インタビュー調査が適しています。
調査目的に合わない方法を選び、さらに設問が絞られていないと、無駄な費用がかかるだけでなく、期待する結果が得られない可能性もあるため注意しましょう。

想定される売上から逆算した、市場調査の予算を設定する

市場調査はコストを掛けずに行えばよいというものではありません。
基本的には調査は行えば行うほど、事業の確度が増していきます。
とはいえ、市場調査に掛けられる予算には限りがあるはずなので、今やろうとしている調査で得られる売上から逆算して市場調査の予算を設定しましょう。
また、調査目的が複数ある場合は、それぞれの優先順位をつけて、限られた予算内で重要なデータが得られるよう工夫をしましょう。
また、設問数を絞り込むことで、調査の時間や費用を削減できるだけでなく、回答者の負担を軽減でき、より良い回答を得ることが期待できます。

調査からマーケティング施策まで一気通貫できる会社を選ぶ

市場調査はゴールではなく、事業のスタートです。
調査で得られた示唆をマーケティング施策に落として初めて、市場調査は意味を成します。
市場調査でよくあるのが、「現状は分かったが、それをどう具体的なマーケティング施策に落とすかが分からない」という状況です。
これらは調査の結果からアクションに紐づかないので、調査の成果を最大化できていません。
なので、マーケティングのアクションに紐づく市場調査の示唆出しや、マーケティングの実行支援までをしてくれる会社の方がトータルのコストでは安く済むことも多いです。
なので、トータルのコストを抑えたいのであれば、調査からマーケティング施策まで一気通貫できる会社を選ぶのがオススメです。

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市場調査の費用は手法や内容で大きく異なる

市場調査の費用は、調査手法やその内容によって大きく異なります。
適切な調査手法と対象者、設問を選ぶことで、必要なデータを効率的に収集できます。
また、市場調査の目的を明確にして、事業から逆算した予算を設定することで、真に有益な市場調査を行えます。
本記事で紹介した調査の特徴と費用をご参考に、最適な市場調査の計画を立ててみてください。

弊社では市場調査の最適な手法のご提案から、市場調査を行いマーケティング施策に落とすところまでを一気通貫でご支援できますので、
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著者情報

佐々木 理人

株式会社Venture Ocean CEO

JT⇒株式会社I-ne⇒株式会社Venture Oceanを創業。
株式会社I-neで新規立ち上げしたブランド「YOLU」は
1年で売上70億、ドラッグストアのシリーズ別シェアNo.1になる。
過去3桁の市場調査の実施や数多の新規事業立ち上げに従事。
市場調査、コンセプト策定、新規事業立ち上げ、広告戦略策定が得意。

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