はじめに

こんにちは、佐々木です。
今回はマーケターが絶対にベンチにすべき企業というテーマでお話をしていきたいと思います。

マーケティングが上手な会社さんをベンチしておいて、その企業で上手くいっている要素を取り入れるだけで、自分たちの会社の業績は伸ばせます。
なので、ぜひ、マーケターの皆さんは今回ご紹介する企業さんをベンチマークしてください。
今回はランキング形式で、上位3企業についてお話させてください。

第3位:SUBARU

SUBARUさんはブランディングが非常にお上手です。
車はかなりの高単価商材かつ、移動するという手段面での便益ではほぼ差は出ないでしょう。
なので、SUBARUというブランドを好きになってもらうために、
「あなたとクルマ」
シリーズを放映しているのではないかと私は考えています。

 

この「あなたとクルマ」シリーズは、
車内や車が関わる日常生活でのシーンの一部を切り取り、感動と共に伝えているシリーズです。
動画の中ではほとんど車の性能は語られませんが、SUBSRUというブランドをなぜか好きになってしまうCMです。

またこの動画は車の購入の主な意思決定者である、お父さん・お母さん視点で物語が進められていくことも、購入の意思決定者たちの共感を生むポイントです。

また配信枠も「金曜ロードショー」の枠で、子供と親が一緒に見る可能性の高い放送枠で配信しているのも良い点です。

第2位:日清食品

まず始めは日清食品さんです。
日清食品は広告のクリエイティブの面白さや商品のネーミングが非常に秀逸だなと思います。

彼らの主力製品のカップヌードルは認知率が高く、認知を伸ばすことで売上を伸ばすことは難しい構造にあると思います。
なので、深い認知を獲得することで売上を伸ばす必要があり、
そのために下記のような独特な世界観のCMを流す形になっているのでしょう。

 

https://www.youtube.com/watch?v=dFADHRgdPacより

例えばこれが、ただ有名なタレントの方が出演して、
「カップヌードルはおいしい!」と訴求しても、
カップヌードルの味はだいたいみんな知っているわけで、なかなか購買まで行きつかないはずです。
なのでこのようにインパクトのある独特の広告を流すことで、深い認知を獲得し、売り場でカップヌードルを思い出してもらう戦略なのでしょう。

さらにこのやり方には他にも以下のメリットがあります。
①有名タレントを起用しないので、CMの制作コストが抑えられる
②インパクトのあるCMなので、CMの出稿ボリュームが少なくてよく、CMの媒体費も抑えられる
なので、少ない費用で最大の効果を得られているのではないかと推察しています。

また、ネーミングも秀逸です。
過去にご紹介している「完全メシ」も秀逸なネーミングですが、
下記の「これ絶対うまいやつ♪」も秀逸です。
ストレートすぎるネーミングを少し面白く表現することで、商品名としても違和感のないものに仕上がっています。
ちなみにCM自体も商品名連呼&便益をストレートに表現しつつも面白い世界観になっています。

 

 

 

第1位:Amazon

アマゾンさんのベンチにすべき点は下記です。
①広告ごとのターゲットが明確で、ペルソナの作りこみが上手い
②感情便益に訴える広告クリエイティブ
③広告の配信設計がとてもお上手

ターゲットやペルソナの作りこみでは、
アマゾンさんの広告は有名タレントを使っていませんが、毎回ターゲットが明確です。
例えば20代の独身男性で、仕事に忙しく趣味の時間が取れていない人
や、
結婚してからの歴が長い夫婦で、最近お互いへの感謝が減ってしまっている二人

自分の好きなことを常にやって生きていきたい女性
など、広告クリエイティブを見るだけで、描いているペルソナを推察することができるくらいに分かりやすいペルソナを描いています。
そして何度も同じペルソナに訴求するのではなく、時期によってメインターゲットのペルソナを変えているのも、ブランドの成長には大事な観点です。

感情便益に訴える広告クリエイティブでは、下記のおばあちゃんのヘルメットのCMが好例です。

 

このCMは
お世話になったおばあちゃんを連れ出したいお孫さんが、
おばあちゃん用のヘルメットをプライムで買って、
思い立った翌日にはおばあちゃんとバイクでドライブに行けるようになる
というストーリーです。

このように、ただ単に「翌日届く」という利便性を伝えるだけではなく、
誰もが考えたことのあるおばあちゃんへの恩返しという文脈を使うことで、
人々の共感を生み、より深く広告の訴求内容を刺すことができるのです。

最後は広告の配信設計です。
アマゾンさんは広告の配信設計がとてもお上手です。
というのも短期間に高フリクエンシーで様々な媒体から、同じ訴求を行うことで、消費者の広告の記憶定着を促進しています。
具体的にはTVCMをやりながらYouTubeやTwitter、インスタ(?)などの広告を同時多発的に行っている印象です。

私自身の経験でも、アマゾンさんの広告はたくさん記憶に残っていて、
バチェラー(プライムビデオのブースト期)や
夫婦の2人編(プライムデー前の顧客囲い込み)、
最近だとラブトランジットなどもかなりの高フリクエンシーで広告をしています。

このように、クリエイティブの素晴らしさと綿密な広告配信設計があり、アマゾンさんは業績を伸ばし続けているのだと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はマーケティングが上手な企業ランキング~広告編~という形で、
マーケティング上手な企業様とそのベンチにするべきポイントについてお話させて頂きました。

広告をかけているけれども中々売上が伸びないと悩まれている方は、ぜひ今回の記事を参考に業界TOP企業の真似をしてみてください。
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本日は以上です。