D2Cブランド化粧品の成功事例7選|人気の理由と成功の秘訣も紹介

化粧品業界では、近年、D2Cと呼ばれるビジネスモデルが急速に普及しています。
なぜ急速に普及しているのか、その理由とD2Cブランド化粧品の成功事例を、
1年で70億のD2Cブランドを立ち上げたD2Cのプロが解説します。
あわせて成功の秘訣もご紹介しますので、D2Cブランド化粧品を手掛けたい方はぜひご覧ください。
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目次
D2Cブランド化粧品とは
D2Cとは、中間業者を介さず、メーカーが直接消費者へ商品を届けるビジネスモデルです。
急速にD2Cブランド化粧品が普及した背景には、消費者のライフスタイルや行動の変化、SNSの普及があります。
近年ではコロナ禍を期に、家で過ごす時間が長くなったため、実店舗ではなくECサイトで購入する機会が増えるようになりました。
また、自分らしさを表現するニーズの高まりによって、従来の万人受けの化粧品ではなく、消費者のニーズに寄り添った、パーソナライズされた化粧品が提供できるのもD2Cの魅力です。
さらに、メーカーによるSNSの積極的な活用によって、消費者と関わりやすくなったことにより、D2Cブランド化粧品の発展を加速させています。
D2Cの詳しい解説はコチラをご覧ください。
D2C(direct to consumer )とは?D2Cのメリットデメリットも解説!
D2Cブランド化粧品の成功事例7選
ここでは、成功したD2Cブランド化粧品の事例を紹介します。
各ブランドの特徴も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
HADA NATURE(ハダナチュール)

HADA NATUREは、「今という人生を歩む、すべての女性にエールを」をコンセプトにした、炭酸をベースとしたエイジングケアコスメブランドです。
2014年に炭酸クレンジングをリリースし、今では12商品を展開しています。
毎日のスキンケアをシンプルにしながらも、効果的な肌ケアができる製品を提供しています。
顧客の意見やデータをもとに、商品改善を積極的に取り入れているのが強みです。
Fujimi(フジミ)

Fujimiは、パーソナライズドスキンケア・美容サプリメントのD2Cブランド化粧品です。
オンライン診断にて、消費者の肌の悩みや生活習慣に応じた、パーソナライズド製品を提供しています。
自然由来成分や無添加処方を重視したスキンケア製品を提供しており、クリーンビューティーに関心を持つ消費者層のニーズに応えています。
SHIRO(シロ)

SHIROは、ナチュラルスキンケア・コスメブランドで、自然由来の成分にこだわった製品づくりを行っています。
「自然の力で美しさを引き出す」というコンセプトの下、スキンケアやメイクアップ、フレグランスなど、幅広く展開しています。
SHIROの製品は、北海道産の酒かす、黒豆、ユズ、アロエなど、日本各地の自然由来の成分を主原料にしているのが特徴です。
Instagramでは、スタッフが視聴者の悩みを解決するスキンケア相談会や、製品紹介のライブ配信をしています。
N organic(エヌ・オーガニック)

N organicは、スキンケア化粧品を提供しているD2Cブランドです。
植物由来の自然にこだわった製品を展開し、敏感肌や乾燥肌向けのアイテムが人気です。
SNSでの口コミやレビューなどをプロモーションや商品開発に活かし、多くの顧客を獲得しています。
インフルエンサーとのコラボレーションや、プレゼントキャンペーンなども積極的に展開しています。
DUO(デュオ)

DUOはスキンケアブランドで、特に「ザ クレンジングバーム」が注目されています。
クレンジングはエイジングケアや毛穴ケアに特化し、無添加処方と植物由来成分で、あらゆる肌質の方でも使用しやすいと人気です。
公式オンラインストアを通じた定期購入モデルを採用し、顧客がケアを継続しやすい仕組みを提供しています。
SNSや口コミを活用したプロモーションで認知度を高め、リピート率が高いブランドとして成長を続けています。
COLORIS(カラリス)

COLORISは、オンライン診断で個人の髪質や頭皮の状態、好みの香りに合わせたヘアケア製品を提供しているブランドです。
1人ひとり専用のシャンプーとコンディショナーを提供しているため、顧客は高い満足度を感じられます。
例えば、乾燥した髪には保湿成分が豊富なオイルを、ダメージヘアには修復力の高い成分を配合など。
パーソナライズな効果が実感しやすいことから、人気を集めています。
Glossier(グロッシエ)

Glossierはアメリカ初のD2Cブランド化粧品で、ミニマルで自然な美しさを引き出すことをコンセプトにしています。
代表的な製品には、自然な眉を整える「Boy Brow」や、使いやすいクリームチーク「Cloud Paint」など、日常に溶け込むシンプルな美を重視しています。
SNSや口コミで拡散され、若い世代を中心に人気を獲得しました。
顧客の声を製品改善に活かすことに加え、Instagramのライブで顧客と直接つながることで、強いブランドコミュニティを形成しています。
D2Cブランド化粧品の成功の秘訣
D2Cブランド化粧品で成功するには、D2Cならではの強みを生かすことが需要です。
ここでは、D2Cブランド化粧品の成功の秘訣をご紹介します。
SNSを活用する
D2Cブランド化粧品が成功するためには、上手くSNSを活用することがポイントです。
SNSは多くの人が日常的に利用するプラットホームであり、ブランドは消費者との関わりを持つことができます。
特に、InstagramやTikTokなどのビジュアル重視のSNSは、化粧品の使用感を直接伝えられるため、効果的なプロモーションとなります。
Instagramは通常の投稿だけでなく、ハイライトやインスタライブなども注目されやすいため、D2C化粧品ブランドは取り入れているケースが多いです。
また、若年層の顧客獲得であれば、TikTokが効果的です。
SNSの拡散力を活用すれば、ブランドは低コストで幅広い層にリーチすることができます。
また、フォロワーとのつながりが強まることで、ユーザー同士が自然と製品の良さを共有するコミュニティも形成されやすくなります。
D2CのSNS活用についてはこちらをご覧ください。
D2CブランドがSNS運用をすべき理由5選と成功事例を解説!
ブランドの独自性とストーリーを持つ
消費者が共感できるブランドストーリーを持つことは、D2Cブランドの成功において欠かせない要素です。
例えば、自然派の成分を使ったサステナビリティの高い製品や、忙しい日々でも簡単に十分なスキンケアができる製品など。
製品がどのように作られ、どのような想いで届けられているのかを伝えることで、消費者は製品の価値を感じるようになります。
メッセージとビジュアルでブランディングすることが、ファン層を築くための鍵となります。
D2Cのブランディングに関してはこちらで解説しているので、こちらも併せてご覧ください。
パーソナライズ製品を提供する
D2Cブランド化粧品の強みは、消費者にカスタマイズされた製品を提供できることです。
オンラインでの肌診断やライフスタイル診断、自分の肌質や生活に合ったスキンケアやメイク製品を提案することで、顧客は特別感と満足度が高まります。
例えば、「自分のために設計された」美容液やクリームは、顧客にとって特別な価値があり、リピート購入に繋がる期待もできます。
肌トラブルに応えて成分や配合量を調整するようなサービスは、顧客のニーズにしっかり対応し、ロイヤルティ向上にも効果的です。
顧客の声を反映させる
D2Cブランドは、SNSやレビューサイトでの消費者のフィードバックを受け止め、反映させることが重要です。
これによって、常に消費者のニーズに応えた製品の改良や、新製品の開発が可能となります。
また、顧客から寄せられた意見やレビューをSNSで紹介したり、公式サイトに掲載したりすることで、透明性の高いブランドであると認知されます。
また、顧客も「自分の意見が反映されている」と感じられ、ブランドに対する印象が向上し、さらなる購買意欲に繋がるでしょう。
製品をリニューアルした際に、顧客の要望に応えて変わった点を明確に伝えることで、ブランドと顧客の信頼関係が構築できます。
マーケティングサービスを活用する
D2Cブランドが成功を目指すためには、製品やサービスの品質はもちろんですが、マーケティングの効果を最大化することが重要です。
特に、D2Cブランドはオンラインでの販売が中心となるため、デジタルマーケティングやSNS戦略に特化した外部のマーケティング企業と提携することで、効率的かつ効果的にブランドが広められます。
また、データ分析に基づいた戦略提案や、ブランドの成長に応じたサポートも受けられるのも、マーケティングサービスの強みです。
D2Cブランドの立上げから集客までを知りたい方はこちらをご覧ください。
D2Cブランドの集客方法5選と成功させるポイントを完全解説!
D2Cブランド化粧品まとめ
D2Cモデルの普及が進む化粧品業界では、ブランドが直接消費者にアプローチすることで、より消費者のニーズに寄り添った製品が実現しています。
SNSを活用した情報発信やパーソナライズされた製品づくりにより、消費者との距離が縮まり、一人ひとりの要望に応えることが可能です。
D2Cブランドの化粧品で成功するためには、D2Cの強み最大限に生かすことが重要です。
本記事で紹介した秘訣をぜひ参考にしてください。
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