市場調査のインタビューを徹底解説!メリット・デメリット、種類と流れも紹介

調査関連

市場調査のひとつであるインタビューは、あらゆるシーンで活用されています。
しかし、インタビューが実際にどのように役立つのか、よく分からないと思うこともあるでしょう。
今回は、累計100人以上に市場調査のインタビューを行ってきた筆者の経験を元に、市場調査のインタビューを解説しながら、メリット・デメリット、インタビューの種類、流れについてもご紹介します。
製品の開発・改良や、マーケティング戦略のためにインタビューを取り入れたい方は、ぜひご覧ください。

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目次

市場調査で実施される『インタビュー調査』とは

インタビュー調査は、定型調査の一環として行われる市場調査方法のひとつです。
定型調査とは、言葉や態度などの数字データにできない情報を知る調査で、インタビューや行動観察が当てはまります。
定型調査に対して定量調査があり、定量調査は数値データを収集して統計的に分析する調査です。
インタビュー調査では、特定のテーマについて個人やグループに直接質問し、得られた回答を収集し分析します。
調査を通じて、参加者の深層心理や行動の背景などを深く理解することが目的です。

ここでは、インタビューが市場調査でどのように活用されているのかをご紹介します。

市場調査のインタビュー調査の活用法①:仮説の構築と検証

インタビュー調査は、製品やサービスの仮設構築や検証に役立ちます。
新たなアイデアを導入する際、まずは仮説としてどのような価値や利便性が顧客に提供できるのかを考えますが、予測だけでは不確実さがあります。
インタビュー調査では、仮設のためのリアルな意見を聞くことができ、初期段階での仮説検証が可能です。

市場調査のインタビュー調査の活用法②:新商品やコンセプトの反応確認

新商品やサービスのコンセプトを消費者に直接提示し、反応やフィードバックを得る場面でインタビュー調査は活躍します。
消費者が興味を示す点、懸念を抱く点を理解することで、商品やコンセプトの方向性や改良点が明確になります。

市場調査のインタビュー調査の活用法③:消費者のニーズやインサイトの探索

インタビュー調査は、消費者のニーズや深層的なインサイトを探索するのにも効果的です。
定量データでは見つけにくい潜在的なニーズや、消費者が無意識のうちに抱く願望を引き出しやすく、これにより新たな製品やサービスの開発に繋げられます。

市場調査のインタビュー調査の活用法④:ブランドイメージの把握

ブランドに対する消費者のイメージやロイヤリティを測るためにも、インタビュー調査は活用されます。
どのような価値観や感情を抱いているか、競合ブランドと比べてどのように認識されるのかを明らかにすることで、ブランド戦略や広告戦略の見直しが可能です。

市場調査のインタビュー調査の活用法⑤:広告・プロモーションの効果検証

広告やプロモーションをした後に、消費者がその内容をどう受け止めたかを確認するためにインタビュー調査を行うことがあります。
印象や購買意欲の影響を調べることで、次回の広告やプロモーションに活かすことができます。

インタビュー調査の代表的な手法のN1インタビューについてはこちらで解説していますので、こちらをご覧ください。
N1インタビューのやり方や成功事例を完全解説!

また、弊社では過去100人以上に市場調査でインタビュー調査を行ってきており、顧客インサイトの発掘が得意です。
弊社のインタビュー調査サービスは下記よりご覧ください。

市場調査でインタビューを活用するメリット

インタビュー調査には多くのメリットがあり、他の調査方法では得られない詳細な情報を得ることができます。
以下に、主なメリットを解説します。

市場調査のインタビュー活用メリット①:深層的な心理・ニーズの発見と理解ができる

インタビュー調査では、参加者の深層心理や潜在的なニーズを探れるメリットがあります。
質問に対する解答だけでなく、参加者の言葉に隠された意図や感情、価値観も聞けるため、商品の購入動機や、購入後の行動に対する理解が得られます。
例えば、消費者がなぜ特定のブランドを選ぶのか、なぜその商品に共感を得るのか、背景にある感情的な要素や社会的な要因を調査することが可能です。
これらの情報は、製品開発やマーケティング戦略をより確かなものにするために有効です。

市場調査のインタビュー活用メリット②:ターゲット層のライフスタイル・価値観の把握ができる

インタビュー調査は、ターゲット層のライフスタイルや価値観を理解できるメリットがあり、参加者の購買行動をより明確に予測できます。
インタビュー調査を通じて、ターゲット層がどのような環境で生活しているのか、どのような価値観を持っているのか、日常的にどのようなメディアや製品を利用しているのかを直接把握することが可能です。
価値観やライフスタイルに基づいた情報を得ることで、マーケティングや広告の方向性を明確にし、よりターゲット層に適したアプローチが期待できます。

市場調査のインタビュー活用メリット③:双方向のやり取りによって深堀りができる

インタビュー調査は双方向のやり取りが可能なため、参加者が答えた内容に対して、その場で質問を深堀りしたり、追加の質問を行ったりできるメリットもあります。
参加者が一度発言したことに対して新たな観点を引き出すことができるため、より深く具体的な調査結果が得られます。
例えば、消費者がある製品の価格に対して不満を述べた場合、価格の妥当性やコストパフォーマンスへの期待をさらに掘り下げて聞くことが可能です。
インタビュー調査によって、具体的な製品改良やマーケティング戦略に適切な情報を得ることができます。

また、弊社では過去100人以上に市場調査でインタビュー調査を行ってきており、顧客インサイトの発掘が得意です。
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市場調査でインタビューを活用するデメリット

メリットがある一方で、インタビュー調査にはデメリットもあります。
以下にて、代表的なデメリットを解説します。

市場調査のインタビュー活用デメリット①:時間とコストがかかる

インタビュー調査は、時間やコストがかかるデメリットがあります。
インタビュー調査を実施するにあたって、事前準備としてテーマや参加者の決定、インタビュー内容の作成、参加者とのスケジューリングが必要です。
対面でのインタビューの場合、会場の手配や移動コスト、インタビュワーの人件費などがかかるため、規模の大きい調査を行うには高額になることもあります。

市場調査のインタビュー活用デメリット②:参加者の主観性に依存する

インタビュー調査では、回答が参加者の主観的な意見に頼る部分が大きく、結果にバラつきが出やすいこともデメリットです。
参加者の体調やその場の状況、質問の仕方に影響されて、回答内容を変えることもあります。
また、インタビュワーの言葉の選び方によっても、回答内容に偏りが生じる可能性があります
インタビュー調査の規模にもよりますが、少数のサンプルに基づく調査では、消費者の全体の傾向を必ずしも代表しているとは言えません。

市場調査のインタビュー活用デメリット③:分析やデータ整理に手間がかかる

インタビュー調査で得られるデータは、自由回答や詳細な意見が多いため、データ整理や分析に多大な労力を要するデメリットがあります。
特に、1対1のインタビュー調査では深堀りした回答が多く、どの意見が重要か判断する作業に多くの時間が必要です。
分析には高い専門性やセンスも要求されるため、結果として手間がかかりやすいです。

また、弊社では過去100人以上に市場調査でインタビュー調査を行ってきており、上記のデメリットを開始することが可能です。。
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市場調査のインタビューは3種類

インタビュー調査には3種類あり、目的や対象によって最適な方法を選択します。
以下にて各インタビューについてご紹介するので、参考にしてください。

市場調査のインタビュー①:グループインタビュー

グループインタビューは、複数の参加者を同時に集めて行うインタビューです。
参加者同士の意見交換を促進することで、アイデアや意見が生まれやすくなります。
特に、商品やサービスに対する集団的な反応や、特定のグループの特徴を把握するのに有効です。

しかし、複数の参加者が同じ場にいるため、他の参加者の意見に影響されてしまうこともあり、個別の意見が埋もれてしまう場合もあります。
そのため、グループダイナミクスを意識した進行が重要です。

市場調査のインタビュー②:デプスインタビュー

デプスインタビューは、1対1で行うインタビューで、参加者の個人的な意見や価値観を深く掘り下げやすい手法です。
個別での対応が可能なため、参加者は自分の考えを自由に表現しやすく、詳細な意見や感情を引き出すのに適しています。
消費者が商品やブラント、広告に対して、どのような感情や思いを持っているのかを理解するために有効な手法です。
ただし、実施には多くの時間とコストがかかり、インタビュー対象者の選定にも慎重さが求められます。

オンラインインタビュー

オンラインインタビューは、インターネットを活用して実施するインタビューです。
物理的な距離を問わず、遠隔地の対象者にも簡単にインタビューできるため、特定の地域や時間帯に依存しない利便性があります。

移動時間や場所のコストを削減できる反面、インターネット閑居に依存するため、回線が不安定だとインタビューの進行がスムーズにいかないことがあります。
また、対面のインタビューに比べて、参加者の反応を読み取るのに限界があり、非言語的な反応を直接確認できない点もデメリットです。

オンラインインタビューの代表格のN1インタビューのやり方や成功事例に関してはこちらで解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
N1インタビューのやり方や成功事例を完全解説!

インタビュー調査の流れ

インタビュー調査は準備段階から実施、分析までの流れが調査結果に大きく影響します。
ここでは、一般的なインタビュー調査の流れについて解説します。

インタビュー調査の流れ①:企画・インタビューフローの作成

まず、インタビュー調査をするにあたって、調査の目的を明確にし、それに基づいたインタビューフローを作成します。
調査目的に応じて、具体的な質問項目や順序、進行スケジュールを決定し、調査の方向性を固めます。
インタビューフローは、質問内容が偏りなく参加者の意見や感情を引き出せるものになっているか、仮説に捉われず自由な意見が出るようになっているかを確認しましょう。
また、質問の順序も意識し、最初は回答しやすい簡単な質問から始め、徐々に深堀りした質問に移行することで自然な流れでインタビューができます。

インタビュー調査の流れ②:インタビューに協力してもらう人を選出

次に、インタビュー調査に協力してもらう対象者を選定します。
対象者の選定は、調査の質の大きな影響を与えるため、目的に合ったターゲット層を慎重に選ぶことが重要です。
ターゲット層の中でも、特にその製品やサービスに関心を持っている人、または利用経験のある人を選ぶことで、実際のユーザー視点からの意見を収集しやすくなります。
さらに、属性(年齢・性別・居住地・ライフスタイルなど)をもとに、適切な層を絞り込むことも重要です。
また、必要に応じで謝礼を提供することで、協力を高めることも有効です。

インタビュー調査の流れ③:インタビューを実施

実際にインタビューを実施する際には、インタビュワーが参加者に安心感を与え、リラックスした雰囲気で進めることが重要です。
インタビューは対話形式で進行するため、柔軟に質問を展開し、参加者の回答や反応に応じて適宜質問を深堀します。
また、参加者の表情やジェスチャーといった非言語的な反応にも注目し、その場で追加の質問をすることで、より詳細な情報を得ることが可能です。
インタビュワーは参加者が本音を出しやすいように適切に相槌ちをうち、肯定的な反応をとるような配慮が必要です。

インタビュー調査の流れ④:分析レポートの作成

インタビューが終わったら、得られたデータを整理し、テーマごとに分類して分析レポートを作成します。
インタビュー内容を文字起こしし、回答内容をテーマ別に分けることで、全体の傾向や共通する意見を抽出します。
さらに個々の回答の中から、調査目的に沿った重要なインサイトや新たな発見を見つけ出し、それをレポートに反映させます。

レポートは、具体的な製品改良やマーケティング戦略の指針として役立てるよう、分かりやすく、見やすくまとめることが重要です。

市場調査のインタビューは深いデータ収集ができるのが強み

インタビュー調査は、消費者の深層心理やライフスタイル、ニーズを深く理解するために有効な調査方法です。
時間やコストがかかるもの、定量調査では得られない具体的で深みのあるデータを収集できる点が大きなメリットです。
インタビュー調査のメリットとデメリット、また目的に応じたインタビューの種類や流れを理解し、適切に活用することで、顧客の視点に立った製品・サービスの開発やマーケティング戦略が実現可能になります。

弊社では累計100人以上に市場調査のインタビューを行ってきた私の経験を元に、貴社に最適なインタビュー調査の設計のご提案から実施までをトータルでサポートすることができます。
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著者情報

佐々木 理人

株式会社Venture Ocean CEO

JT⇒株式会社I-ne⇒株式会社Venture Oceanを創業。
株式会社I-neで新規立ち上げしたブランド「YOLU」は
1年で売上70億、ドラッグストアのシリーズ別シェアNo.1になる。
過去3桁の市場調査の実施や数多の新規事業立ち上げに従事。
市場調査、コンセプト策定、新規事業立ち上げ、広告戦略策定が得意。

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