はじめに

こんにちは、佐々木です。
今日はZ世代マーケティングの罠というテーマでお話をしていきたいと思います。

Z世代マーケティングは色んなマーケティングメディアやテレビなどでも取り上げられて、
Z世代マーケティング=最新のマーケティングを行っているみたいなイメージを持たれている方も多いと思います。

今回はそんなZ世代マーケティングの罠について解説していきたいと思います。

Z世代とは

まずはZ世代の定義の確認をします。
Z世代の定義は下記です。

「Z世代」とは、1996年(平成8年)~2015年(平成27年)生まれが対象と言われており、2023年現在で8歳~27歳が“真のデジタルネイティブ”と呼ばれるZ世代です。

Z世代は生まれた時から日常がデジタル化されており、子供時代からスマホやインターネットを使いこなし、インターネット上での発信力も持っています。
そのため、インフルエンサーやYouTuberが多く存在している世代でもある一方、他者からの評価に敏感で、承認欲求が強い傾向にあります。
また、「みんな違って当たり前」という教育を受けてきたため、多様な考え方や価値観を大切にします。
自分と異なる人種やジェンダー、人生観を持った人を受け入れる傾向があったり、東日本大震災など、不況や不安な社会情勢を経験していることもあり、経済面では基本的に保守的で、現実の生活を重視するリアリストの傾向があるといえます。(オノフより

ではこの定義を前提に、Z世代マーケティングの罠について解説していきます。

Z世代マーケティングの罠①:購買力がない

8歳~27歳だとと大半は学生か新社会人が一部混ざる層です。
この層は実家暮らしが多いでしょうし、保護者の方に色々なものを買ってもらう層だと推測できます。
つまり、購買の最終意思決定者ではないことが多いのです。
これはマーケティングとしては痛手です。
どれだけマーケティングコストをかけて獲得しても、その顧客に購買力がないのであれば、費用対効果は合わないですよね。

一方でこの層はSNSの使用率・頻度も高いので、広告などにはよく当たります。
なので、広告はたくさんリーチするものの、購買につながらない、などの減少に陥りやすいと想定されます。

Z世代狙いで広告施策をされる際には、購買まで行われているかをきちんと追う必要があります。

Z世代マーケティングの罠②:Z世代だから~で同じ価値観ではない

Z世代という区切りはデモグラフィック(年齢や性別)での区切りです。
なので、Z世代=○○な価値観というとらえ方自体が、かなり乱暴なとらえ方だと考えた方が良いです。

例えば私はゆとり世代ですが、
「ゆとり世代だから根性がない」と言われても、
例外は周りにたくさんいます。

また、Z世代ならではの考え方がその年齢での考え方という可能性はあります。

例えば
「Z世代は自分と異なる人種やジェンダー、人生観を持った人を受け入れる傾向があります」
と言われていますが、
これは高校や大学で海外に行き、自分たちとは異なる文化背景に始めて出会う経験が10代や20代前半には多いだけではないでしょうか?

つまりY世代(ミレニアル世代)も10代~20代前半にはその価値観が色濃く出ていた可能性があるのでは?
ということです。

マーケティングにおいて大切なのは消費者理解であり、
その消費者を年齢だけで区切るのはやや危険である

というのがZ世代マーケティングの2つ目の罠です。

Z世代マーケティングの罠③:人口が少ない

最後は人口です。
Z世代のメイン層にあたる10~24歳の人口は1697万人です。
一方、
20~34歳は1902万人(Z世代の1.12倍)
30~44歳は2137万人(Z世代の1.26倍)
40~54歳は2667万人(Z世代の1.57倍)
という人口構成比です。
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/202304.pdfより)

なので、Z世代狙いは40~54歳をターゲットとするよりも、
効率が3割ほど落ちてしまうという計算になります。

もちろん40~54歳はニーズが細分化してマーケティングとして狙いにくい層であり、Z世代のように若年のほうが価値観が多様化していないので、狙いやすい側面はあります。

とはいえ人口パイで、各年代とどれくらいの差があるのかを定量的に把握しておくことは非常に重要です。

Z世代をは人口パイ上は不利である、ということはZ世代をターゲットとしたマーケティングを行う場合には注意をしましょう。

Z世代マーケティングの罠:まとめ

今回はZ世代マーケティングの罠というテーマでお話ししました。
Z世代マーケティングの罠は下記です。

①購買力がない
②Z世代だからといって同じ価値観ではない
③人口が少ない

Z世代のみをターゲットとしていると、スケールに苦しむこともあるので、
その点を注意していただきたいという観点で、今回はこの記事を書かせて頂きました。

とはいえ、これから購買力を持つ層であり、様々な事業にエントリーしてくるユーザーであることは間違いないです。
なので、Z世代を対象としたマーケティングは必要ですが、上記の罠に注意しながら進めて頂ければと思います。

弊社メンバーはZ世代をターゲットとした事業経験が豊富なコンサルタントもいるので、Z世代狙いで事業をされたい方は、ぜひ弊社にお問い合わせ頂ければと思います。(初回無料です)

 

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とはいえ、事業としてZ世代をターゲットにしたい!という方は、SNSの攻略が必須だと思いますので、こちらの記事も参考になるかと思います。

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本日は以上です。