はじめに

こんにちは、佐々木です。
今回は結果を出すマーケターになるために必要なこと3選というテーマでお話をしていきたいと思います。

以前、未経験からマーケティング職に転職する方向けにマーケターに必要な素質というテーマでお話をさせて頂きました。

今回は、初級から中上級にさらにステップアップしたいマーケター向けに、お話をしたいと思います。

結果を出すマーケターになるために必要なこと①:チャネルを網羅する

結果を出すマーケターになるためには、1チャネルだけの経験ではダメです。
色々なチャネルを経験して、それぞれの勘所や向いている商材などを肌感で理解している必要があります。
SNSを伸ばす、オンラインで売る、オフラインで売る、広告で売る、広報で売るなど、
それぞれを少しかじる程度でもいいので、それぞれの勝ち方の大枠を理解する必要があります。

この経験ができていないと、担当した商材に合う販売戦略を立てることができません。

少し具体例で説明しましょう。
例えば、自分のスキルがインスタグラムを伸ばすことだとしましょう。
この場合、中年男性向けの商材(例えば育毛剤など)は伸ばすことが難しくなってしまいます。
なぜなら、Instagramは中年男性の含有率が低いからです。
ここで絶対にやってはいけないのは、自分の経験を優先して、無理やりInstagramで中年男性向け商材を売ろうとすることです。
こうすると結果は全くでなくなってしまいます。

ここまで極端な例は少ないでしょうが、商材側の相性を考えずに、自分の得意領域に無理やり引きずり込もうとするマーケターは意外と多いです。

他には広告ばかりやっていると、広告費がない場合に広報やSNSを使って売ることができないでしょうし、
ECやオフライン限定といったチャネルを限定してしまっていては、
担当商材と得意チャネルが合わない場合に、結果が出せなくなってしまいます。

なので、今初級のマーケターの方は特に、特定の領域で結果を出したら、その成功はすぐに捨て、新しい経験をしに行きましょう。
そうすればあらゆるチャネルや広告手法を学ぶことができ、結果を出せるマーケターになることができます。

結果を出すマーケターになるために必要なこと②:売上を伸ばす経験・利益を伸ばす経験をする

よくあるマーケターの勘違いとして、売上を伸ばせば正解と思っているマーケターが一定数います。
もちろん売上を伸ばすことは非常に大事で、売上を伸ばさないと中長期的な利益の創出はできません。
しかし、売上を伸ばすためにコストをかけすぎて利益が出ていなかったり、
収益性が低くなってしまっていては、意味がないです。

売上と利益で事業として大事なのは圧倒的に利益です。
なので、利益を出す経験をマーケターはすべきだと思います。
ステップとしては、まずは売上を伸ばす経験をしましょう。
その後、売上を落とさずに利益を出す経験をしに行きます。

この売上を落とさずに利益を伸ばすというのが中々難しいです。
定量面では、売上との相関が低い費用からコストをカットしていく必要がありますが、これには左脳的な分析や論理的思考といった戦略思考が必要です。

※戦略思考には過去のこちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。

マーケティング戦略考案に必須スキル 戦略思考とは

そしてコストカットの道筋がつくと、実際にそのコストをカットしにかかる必要があります。
ここではそのコストに関わっている関係者と調整をするソフトスキルが必要になります。
しかもあったものが無くなるというのは人間は拒否反応を示しやすいので、非常に強い否定に合うことも少なくないです。
こういった拒否を乗り越えつつ、コストカットを断行するのも、マーケターの経験として必須です。

こういった活動を経て、売上を落とさずに利益を伸ばせたら、最後は売上も利益も伸ばしにかかります。
イメージとしては売上を昨年などよりも伸ばしつつ、利益率も改善するといった形です。
これは難易度が非常に高いです。
基本的には売上を伸ばすためにはコストが必要で、そのコストに対する効果を効率化していくというプロセスです。
ここはかなり頭を使います。
まずは売上を上げる方法を何パターンも用意して、その各施策をどのタイミングでどう組み合わせれば、うまく売上と利益が伸びるのかをシュミレーションし、実行していきます。
言ってる事は当たり前なのですが、これがとても難しいです。
まずパターンをいくつも出すのが難しいのと、それを組み合わせる際に関係各所と合意を取るというのが非常に難しいです。
ただ、ここをクリアできれば、マーケターとして大きな成長なので、みなさんぜひチャレンジしてみてください。

結果を出すマーケターになるために必要なこと③:新ブランド・新規事業を経験する

①と②を経験できれば、最後は新規ブランド・新規事業にチャレンジしましょう。
①と②は基本的に既存ブランドや既存事業の想定で、これらの経験と新規ブランド・事業の経験は似て非なるものです。
なぜなら既存事業というのは、社内にある程度過去のトライアル&エラーが蓄積されており、新しい事をするとしても結果をある程度は読むことができます。
しかし新規事業はそうはいきません。
社内には確実に前例がないので外に探しに行かないといけないですが、基本的には各社、大事な情報は隠しているので、中々取れません。
なので、今ある情報から推測して、細かいトライアル&エラーを繰り返すことで成功に近づいていく必要があります。
ただこれがスキルの面でも体力面でも、なにより精神面で大変です(笑)

新規事業は黒字になるまでは、業績上は会社の足を引っ張っているので、周りからの目に耐えながら、終わりの見えないトライアルエラーを繰り返さないといけません。

新規事業を経験することで鍛えられるのはスキルや体力はもちろんですが、
メンタルが最も鍛えられます。

新規事業の立ち上げでのもっと具体的な注意すべき点は下記で解説していますので、詳しくはこちらを参照ください。

新規事業立ち上げ 失敗するパターンランキングTOP10

まとめ

今回は結果を出すマーケターになるために必要なこと3選というテーマでお話をしてきました。
まとめると、結果を出すマーケターになるためには
①:チャネルを網羅する
②:売上を伸ばす経験・利益を伸ばす経験をする
③:新ブランド・新規事業を経験する
が必要でした。
これらを意識して実践するだけで、マーケティングのスキルはレベルアップしますし、なにより、どこに行っても通用するという自分への自信になります。

マーケティングを始めたけどもっと成長したい、という方はぜひ実践してみて頂ければと思います。

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