パッケージマーケティングの重要性や成功のポイントを解説!
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マーケターとしてたくさんの商品を見る中で、多くのマーケターがこだわり切れていないのが、商品パッケージです。
商品の顔となるパッケージには、商品の魅力や価値を視覚的に伝えて消費者の心をつかむ力がありますが、多くのマーケターがパッケージをうまくマーケティングに活かしきれていません。
多くのマーケターが商品のパッケージに、見た目のオシャレさだけを意識して、そこにマーケティングの視点が抜けていることが多いです。
なので今回は、パッケージマーケティングというテーマで、マーケティングにおけるパッケージの重要性や、パッケージマーケティングの成功ポイントを解説します。
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パッケージマーケティングの重要性
近年、マーケティングにおいて、パッケージの重要性は日に日に高まりつつあります。
大きな要因は、各製品ごとの機能便益に差がつかなくなり、情緒便益で差別化をする必要が出てきたことが要因です。
例えば衣料用洗剤であれば、昔は汚れが落ちることで各社は競い合っていましたが、近年では「汚れの落ち」での差別化はかなり難しくなっています。
なので最近では、「ランドリールームに置いた時に気持ちが上がる」などのような情緒便益で勝負する必要性が出てきています。
ではこの情緒便益をどこで体現するのかというと、結局は商品パッケージになるのです。
また、業界によってはパッケージがマーケティングの最重要項目になります。
具体で言うと、店頭で意思決定をする低単価なカテゴリ、広告費が掛けられないカテゴリです。
一番簡単な例だと食品業界がまさしくそうです。
このように、パッケージは、機能便益での差が各社で縮まってきている点や、店頭での意思決定がされたり、広告費が掛けられないからカテゴリがあるという点で、マーケティングにおいて日に日に重要になってきています。
パッケージマーケティングの効果
ではパッケージマーケティングを行うことでどんな効果が得られるのでしょうか?
パッケージマーケティングの効果は大きく3つあります。
パッケージマーケティングの効果①:ブランドを覚えてもらえる
これはパッケージマーケティングの最も基本的な効果だと思います。
ブランド名は覚えていないけど、パッケージは覚えている、という方は多いのではないでしょうか?
よくN1インタビューなどをしていても、ブランド名は分からなくても、商品パッケージを見せると思い出すという方がいます。
文字だと覚えられない情報でもデザインであれば覚えられるというのはパッケージマーケティングの大きな効果です。
パッケージマーケティングの効果②:ブランドのコンセプトや世界観が伝わる
これも大事なパッケージマーケティングの要素で、しっかりとパッケージマーケティングを行っていると、ブランドのコンセプトや世界観が伝わります。
「洗濯物をきれいにする洗剤です!」というコンセプトで真っ黒なパッケージだったら買う気が失せますよね。
極端な例ですが、このようにパッケージがブランドや世界観に与える影響は絶大です。
パッケージマーケティングの効果③:上手くやれば機能便益の評価に繋がる
人の感性はそのプロダクトの使用感だけではなく、事前情報にも左右されます。
同じ料理でも、ミシュラン3つ星のシェフが作りました!と言われるだけでおいしく感じてしまいますよね。
同様に、パッケージで事前に機能便益への期待感をしっかりと上げられると、機能便益の評価も高くなります。
先程の洗剤の例だと、「洗濯物をきれいにする洗剤」というコンセプトに対して、真っ白なパッケージや透明で中身が見えて、液体も透明だと、綺麗にしてくれそうなイメージになりますよね。
ちなみにパッケージマーケティングはブランディングの一部でもあるのですが、ブランディングに関してはこちらで解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
ブランディングの正しいやり方6ステップと成功事例6選を解説!
パッケージマーケティング成功のためのポイント
ではここまでパッケージマーケティングの重要性とその効果について解説してきましたが、ここからはパッケージマーケティングの成功のためのポイントについて解説します。
パッケージマーケティング成功のためのポイント①:コアターゲットを決める
まずは「誰に向けて」パッケージを作っているのかを考える必要があります。
20代の男性に向けて作るのと50代の女性に向けて作るのでは、全く違うパッケージになります。
また、とにかく衣類を白くしたい方向けの洗剤と、とにかく衣類をいい匂いにしたい人向けの洗剤ではパッケージが違います。
このように、ターゲットのデモグラや求めるものによってパッケージは変わるのです。
このターゲットのデモグラや求めるものを分かりやすくしたものがペルソナですが、このペルソナに関してはこちらで詳しく解説しているので、こちらも併せてご覧ください。
集客効果を高めるペルソナの作り方を解説!
パッケージマーケティング成功のためのポイント②:キーカラーを決める
パッケージを考える際に最も大切なのはキーカラーです。
キーカラーはパッケージ作りにおいて最も大切です。
ただ、ブランドによっては色々な色が入りすぎて、「どれがキーカラーなのかが分からない」ものがあります。
なのでひとつコアなキーカラーを決めて、それに合うような色でパッケージを構成するのは大切です。
パッケージマーケティング成功のためのポイント③:ブランド名が分かるようにする
パッケージを考える際に、基本中の基本で、必ず意識して欲しいのが、ブランド名が分かるようにすることです。
パッケージを作る際にオシャレにしたくて、シンプルさを追求したくて、ブランド名が非常に読みにくいことがたまにあります。
これはオススメできません。
パッケージマーケティングにおいて大切なのは伝わること>オシャレであることなのです。
ちなみにブランド名に関してはこちらで解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
ブランド名・商品名の決め方や成功事例を徹底解説!
パッケージマーケティング成功のためのポイント④:コンセプトとの一貫性を持たせる
これがパッケージマーケティングにおいて最も抜けがちな観点です。
パッケージはコンセプトをデザインで体現したものです。
なので、そのプロダクトのコンセプトに準じたパッケージでなくてはいけません。
ただ世の中一般でよくあるのが、オシャレさを追求しすぎて、コンセプトが忘れ去られているパターンです。
パッケージとコンセプトを見たときに整合性がきちっととれていることは非常に重要です。
特に、パッケージを見てからコンセプトに書いてあるような内容を想像できるかは非常に重要です。
先程の洗剤の例で言うと、透明なパッケージをみて、衣類を白くしてくれる洗剤、というのは思いつく可能性は高いですが、衣類が良い香りになる、とは誰も思わないと思います。
このようにコンセプトと一貫性を持ったパーケージを考えることはパッケージマーケティングにおいて非常に重要ですし、ここができていないブランドが世の中には非常に多いです。
ちなみにコンセプトの考え方はこちらで解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
ブランドコンセプトの作り方や事例を元事業会社マーケターが解説!
パッケージマーケティング まとめ
今回はパッケージマーケティングについてお話しました。
パッケージマーケティングの効果は下記の3つでした。
- ブランドを覚えてもらえる
- ブランドのコンセプトや世界観が伝わる
- 上手くやれば機能便益の評価に繋がる
また、パッケージマーケティング成功のためのポイントは下記でした。
- コアターゲットを決める
- キーカラーを決める
- ブランド名が分かるようにする
- コンセプトとの一貫性を持たせる
パッケージにしっかりこだわることで、マーケティングの効率は非常に良くなるので、マーケターの方はデザイナーに丸投げをせず、しっかりとデザインのディレクションをするのをオススメします。
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