コンセプト策定の7ステップ!ポイントと成功事例も分かりやすく紹介

コンセプト

新しい商品やサービスを企画する際、コンセプト策定に悩むのではないでしょうか。
コンセプトによって、ターゲットに商品やサービスの価値を伝えられるか、成功に繋がるかが大きく左右されます。
本記事では、コンセプト策定の考え方から具体的なステップ、さらに成功事例を1年で70億売上のブランドを創った経験から、詳しく解説します。
コンセプト策定で悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。

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コンセプト策定とは

コンセプト策定とは、商品やサービス、プロジェクトの方向性を明確にして活動を展開するために中心となるものを作成する過程のことです。
ブランドやマーケティングの成功において、非常に重要な部分です。
その理由は、コンセプトがあいまいな場合、商品やサービスが市場で埋もれてしまい、顧客の目に付かないリスクが大きくなるからです。
例えば、他の競合商品と似た特徴を持つ場合、コンセプトがあいまいだと、その違いや魅力を伝えることができません。
一方で、明確なコンセプトを持つ企業やブランドは、コンセプトを通じて顧客との信頼関係を築き、強いファンを生み出しているのです。

コンセプト策定の7つのステップ

コンセプト策定の基本的な流れを、7つのステップに分けて解説します。

ステップ1.目的を明確にする

コンセプトを策定する最初のステップは、商品やサービスの目的を明確にすることです。
ビジネスによって何を実現したいのかを考えます。
例えば、コーヒー豆を販売するビジネスの場合、「忙しい人がコーヒーを通してほっと一息つける時間を提供する」といったことが目的になります。
具体的にコンセプトがイメージできるよう、絵や写真など、視覚的な情報を用いるのも効果的です。

ステップ2.ターゲットを明確にする

ステップ2では、商品やサービスを提供するターゲットを明確にします
コーヒー豆の例の場合、「仕事と家庭の両立で忙しい20代~40代男女」「ゆっくりできる休日にこだわりのコーヒーを楽しむ40代~50代男女」など、ターゲット層を複数のパターンで考えるのがポイントです。
次のステップ以降で具体的なターゲット像を絞り込んでいくため、この段階では仮のグループを複数設定しておきます。

ステップ3.市場調査をする

ステップ3では、コンセプト策定にあたって市場を理解します。
市場調査を通じて、現在のトレンドや消費者のニーズ、競合の状況を把握します。

市場調査には以下の方法があります。

  • デスクリサーチ

インターネットや書籍を利用した情報収集。消費者データやトレンドなどが分かります。

  • アンケート調査

消費者に意見を聞くことができ、消費者の悩みや求めている解決法が調べられます。

  • インタビュー調査

特定のテーマについて個人やグループに直接質問し、得られた回答もとに分析します。

  • SNS分析

InstagramやTwitterなどで消費者の投稿やハッシュタグを調べることで、トレンドやニーズを調べられます。

上記の調査を組み合わせると、より深い消費者のニーズやトレンドが分かります。

市場調査に関してはこちらの記事でも解説していますので、こちらも併せてご覧ください。

市場調査の方法を具体例を用いて解説!

ステップ4.ターゲットを具体的に決めニーズを深堀りする

ステップ4では、ターゲット層を明確にして、悩みや課題を深堀りします。
本人が明らかにしている悩みだけでなく、本人も気づいていない潜在的な悩みも掘り下げていきましょう。
このステップでは、ペルソナと5W1Hを活用すると、ターゲット層の理解が深まりやすいです。

ペルソナ

ペルソナとは、ターゲットとなる顧客像を具体的に描いた架空の人物です。
以下にペルソナ設定の例を記載します。

  • 名前:田中 美咲
  • 年齢:32歳
  • 性別:女性
  • 職業:都内で働くWebデザイナー
  • 収入:独身、1人暮らし
  • 趣味:カフェめぐり、ヨガ、海外ドラマ鑑賞
  • 悩みや課題:忙しい生活の中でリラックスする時間が足りない、健康に気をつかいたいが、手間はかけたくない

5W1H

5W1Hは、ターゲット像の具体化と、行動や思考の理解、情報整理に適しています。

  • 「Who」でターゲットを明確化
  • 「What」や「Why」で悩みや課題を深堀り
  • 「When」や「Where」で商品やサービスを利用する状況を想定
  • 「How」で実現可能な解決策を検討

ステップ5.ターゲットの悩みが解決できるか検討する

ステップ5では、ターゲットが抱える悩みや課題が、どのような商品やサービスによって解決されるかアイデアを出します。
問題を解消するだけでなく、期待以上の体験や付加価値を提供できるかがポイントです。
新しい商品やサービスを打ち出す際は、試作品やデモンストレーションを通して、フィードバックを得ることで、ターゲットが本当に求めているものをより深く理解できます。
商品やサービスの改善点が明確になり、ターゲットの期待に応える精度が高まります。

ステップ6.競合と差別化したコンセプトを作成する

ステップ6では、競合の差別化を明確にしたコンセプトを作成します。
明確にすることで、消費者が自社商品やサービスを選ぶ理由になります。
自社の商品やサービスの強み、他社との違いを以下の観点から掘り下げましょう。

  • 価格

手ごろな価格か、高価格帯なら高い理由はなぜか

  • 機能

競合とは違う機能や技術

  • サービス

アフターサポートやパーソナライズの体験など

  • デザイン

使いやすさやユニークさ、洗練されたもの

  • ブランドのストーリー

企業の理念や背景、商品やサービス化に至る道のり

また良いコンセプトの作り方に関してはこちらの記事で解説していますので、こちらも併せてご覧ください。

コンセプトの作り方や成功事例を完全解説!

ステップ7.コンセプトを一言で表現する

最後のステップでは、コンセプトは「一言で表すと何なのか」を決めます。
商品やサービスの本質や価値を、簡潔で強いインパクトのある言葉にまとめます。
短いフレーズは、消費者に強く印象付けられ記憶に残りやすいです。
消費者はスマホを見る時、街中を歩く時など、膨大な情報にさらされているため、短いフレーズは印象に残りやすいのです。
また、顧客の感情に訴えられるフレーズにすることで、商品やサービスへの親近感を持たせられます。

コンセプト策定のポイント

コンセプト策定のステップを進めるにあたって、押さえておきたいポイントを解説します。

分かりやすさ

コンセプトはシンプルであるほど、消費者に伝わりやすくなります。
複雑な表現やメッセージは理解しづらいため、共感を得ることができません。
商品やサービスの価値を、シンプルに伝えることを意識しましょう。

ターゲットが共感できるストーリー

ターゲットの悩みや価値観、感情に寄り添い、商品やサービスを「自分ごと」として捉えてもらうストーリーを作ることがポイントです。
ストーリーがあることで、消費者は商品やサービスに感情的な繋がりを持ちやすくなり、購入や利用のきっかけになります。
結果的に、ブランドや商品のファンを増やすことができます。

一貫性を持つ

コンセプトを策定する時は、一貫性を持つように意識しましょう。
一貫性が欠けていると、途中で方向性が迷走したり、あいまいなコンセプトに終わったりします。
策定過程でアイデアをブラッシュアップする際は、市場調査やターゲットを一旦振り返ることで、一貫性を保ちやすくなります。

コンセプト策定の成功事例3選

ここでは、コンセプト策定の成功事例3選をご紹介します。

 ユニクロ

https://www.uniqlo.com/jp/ja/より

ユニクロは、シンプルかつ機能的な衣服を提供する「LifeWear」というコンセプトを掲げています。
「日常生活をより快適に、豊かにする服」という明確なメッセージを表し、年齢や性別を問わず使える汎用性の高さが特徴です。
また、高品質でありながら手ごろな価格帯を維持し、多くの消費者にとって買いやすい選択肢であり、毎日使える服という信頼感を持たれています。

スターバックス

https://www.starbucks.co.jp/?nid=mm より

スターバックスは「サードプレイス(第三の場所)」というコンセプトを掲げ、家庭や職場に次ぐ心地よい居場所を提供することを目指しています。
このコンセプトを、店舗デザインやサービス、商品すべてに一貫して反映しているのがスターバックスの強みです。
単なるコーヒーの提供だけでなく、心地よい空間とおもてなしの体験を売りにし、「サードプレイス」というコンセプトを実現しています。

 無印商品

https://www.muji.com/jp/about/ より

無印商品は「これがいい」というシンプルなコンセプトを通じて、消費者の日常生活を支える日用品や雑貨、衣類、食品などを提供しています。
派手さを排除し、本質に迫るデザインや品質を追求しているのが特徴です。
シンプルで機能的な商品は多くの人に支持されており、サステナビリティへの取り組みも現代の消費者の価値観と一致しています。

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ターゲットに届くコンセプトを策定しよう

ターゲットが共感できるコンセプト策定をすることで、新しい商品やサービスの成功に繋がります。
本記事で紹介したコンセプト作成の7ステップ、ポイントや事例を参考にしてください。
ターゲットのニーズに寄り添い、魅力的な価値を伝えられるコンセプトを策定しましょう。

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著者情報

佐々木 理人

株式会社Venture Ocean CEO

JT⇒株式会社I-ne⇒株式会社Venture Oceanを創業。
株式会社I-neで新規立ち上げしたブランド「YOLU」は
1年で売上70億、ドラッグストアのシリーズ別シェアNo.1になる。
過去3桁の市場調査の実施や数多の新規事業立ち上げに従事。
市場調査、コンセプト策定、新規事業立ち上げ、広告戦略策定が得意。

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