こんにちは、佐々木です。
事業開発を行っていくためには、マーケティングが欠かせません。
しかし「事業開発とマーケティングの役割ってなに?」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
今日は、「事業開発とマーケティングの役割」と「必要なスキル」について分かりやすくご説明したいと思います。
事業開発の役割とは
事業開発の役割は製品開発だけではなく、効率的に市場で勝ち抜いていく技術力も欠かせません。
製品開発
製品開発は、企業が新製品や新しい製品カテゴリを開発し、既存の顧客に向けて提供していきます。
すでに市場で認知されているブランドに有効であり、顧客自身もブランド名に安心感を持っていることで新製品が受け入れやすい傾向があります。
また、確立されたブランド名と評判を持つ会社がこの戦略を用いることで、製品の成功率を高め、市場での影響力を強化することができます。
市場開発
市場開発は、既存の製品を新しい市場や顧客セグメントに拡大する成長戦略です。市場開発では、新しい地域や異なる顧客層をターゲットにすることで、企業の収益源を多様化し、売上の安定性を高めてくれます。
現在のビジネスが成功していても、収益源が限られているとリスクが伴います。
そのため、多くの企業では安定した成長と利益拡大のために、市場開発戦略を採用しながらビジネスの可能性を広げています。
ビジネスパートナーシップ
ビジネスパートナーシップとは、2つ以上の企業が共通のビジネス目標を達成するために結成する協力関係のことを指します。
これには合併、買収、合弁事業などが含まれ、主な目的はコスト削減と各社の専門知識やリソースの相互利用にあります。
ビジネスパートナーシップを行うことで、企業が自社の強みを活かしながら他社の資源を利用し、効率性や市場での競争力を高めることができます。
また、共同で新しい戦略が生まれることもあるため、企業の成長を加速させるための有効な手段です。
事業開発といえば新規事業がメインですが、その新規事業立ち上げのステップについてはこちらで解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
マーケティングの役割とは
マーケティングは、市場調査を行いながらプロモーション戦略などの一連の流れを担っています。
製品の特徴・メリットを伝える
マーケティングの役割として、製品そのものや特徴を顧客に効果的に伝えることが挙げられます。
顧客が製品の価値を理解し、それに魅力を感じることを目的としており、企業は製品のメリットや独自性を明確に示す必要があります。
価格設定で市場の位置付けを強化
マーケティングの役割として、価格設定が挙げられます。
価格設定は、企業の収益性や市場の需要と供給のバランス、そして全体のマーケティング戦略に重要な役割を担っています。
そのため、企業は製品の特性ごとに、さまざまな価格戦略を考えていく必要があります。
価格戦略は、顧客の購買意欲や製品に対する価値を決定する上で重要な役割を担っているため、市場での競争力も左右していきます。
適切な価格設定を行い、利益を最大化しながらターゲット市場内での位置付けを強化することが可能です。
流通
マーケティングの役割として、流通が挙げられます。
流通は、マーケティングの「場所(Place)」の要素を担っており、製品を顧客に届けるための方法を指します。
流通戦略の目的は、顧客が簡単に製品を入手できるようにすることです。
特にオンライン購買が普及する現代では、製品を迅速かつ効率的に顧客の手元に届けることが大切です。
そのため、顧客の利便性を高めながら、製品の市場浸透を促進していく必要があります。
プロモーション
マーケティングの役割として、プロモーションが挙げられます。
プロモーションは、マーケティングの重要な要素で、製品情報を顧客に伝達するさまざまな手法を含んでいます。
現代では、ソーシャルメディア、メールマーケティングなど、プロモーション手段は多岐にわたります。
その中で効果的なプロモーション戦略を見つけていくためには、製品のセールスポイントを明確に打ち出すことが大切です。
このアプローチにより、企業は顧客の注意を引くことができ製品に関心を持たせることができます。
マーケティングに関してはこちらで詳しく解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
事業開発の業務内容
事業開発は、企業内での重要な役割を担っており、新しいプロジェクトや事業戦略を進めていくことが目的です。
営業戦略の策定や事業の収益性向上、プロジェクトの進捗管理、問題解決を行いながら事業を展開していきます。
事業開発には、パートナーシップの形成やマーケティング戦略、提案作成までさまざまな知識が必要です。
また、事業に必要な人材の確保や育成も事業開発には欠かすことができず、長期的な視点での人材戦略を考えていく必要があります。
マーケティングの業務内容
マーケティングは、市場のニーズを特定しながらそれに応える製品やサービスを提供する一連の活動を指します。
新製品や新サービスの企画、市場調査、販売戦略の策定、販売促進の方法の開発などが含まれます。
マーケティングの目的は、市場のニーズに応えていくことで顧客の満足度を高め、企業の売上を増加させることです。
そのため、顧客の趣味や動向を理解するための綿密な分析が不可欠であり、調査結果をもとに効果的なマーケティング戦略を展開していく必要があります。
事業開発に必要なスキル
事業開発に必要なスキルは営業だけではなく、分析力やプロジェクト管理スキルも必要です。
営業スキル
事業開発では、基本的な営業スキルを持つ必要があります。
営業スキルを持つことで、ターゲットの特定や事業機会の発見と追跡、潜在的な顧客との関係性を構築することができます。
事業開発担当者は、見込み客の適性評価やパートナーシップの潜在的なメリットを説明する能力も必要です。
また、営業チームと連携しながら見込み客をセールスしていき、交渉や契約締結への流れを作れるようにしていきましょう。
ROIとデータの分析スキル
事業開発において、投資収益率(ROI)の追跡とデータ分析スキルも必要です。事業開発担当者は、事業の成果を適切に把握しながら経営層に報告する責任があります。
そのため、企業の進歩を明確に提示し、情報を整理する能力こそが事業開発の成功に直結していきます。
また、分析スキルによって、企業成長のための戦略を立てやすくなり、その効果を測定することも可能です。
プロジェクト管理スキル
事業開発では、プロジェクト管理スキルも欠かせません。
事業開発は、大規模で複雑なプロジェクトを効率的に管理していく必要があり、全体的な成果を出すことも求められます。
そのため、リーダーシップやチーム管理、リスクの監視・管理などが重要視されます。
また、チームを統率することでチームワークを促進していくことができ、対立を解消することも可能です。
マーケティングに必要なスキル
マーケティングには、企画力や分析・判断力、マネジメントスキルは必要です。
企画スキル
マーケティングにおいて、企画力は基本となるスキルです。
企画力は、市場での販売メカニズムを生み出す能力であり、製品を効果的にアプローチすることでニーズに応えていきます。
企画力を身に付けるには、現状を冷静に分析し、人を惹きつける創造的なアイデアを生み出す能力が必要です。
データの分析力や判断スキル
マーケティングにおいて、データ分析力や思考力、判断力が必要です。
マーケティング戦略を行っていくためには、以下の方法を検討していきましょう。
- 3C分析(顧客、競合、企業)
- バリューチェーン分析(原材料調達から顧客への納品までのプロセス)
- PEST分析(政治、経済、社会、技術の観点からの分析)
これらの分析結果をもとに、適切なマーケティング戦略を検討しながら、判断する能力も身につけていく必要があります。
マネジメント能スキル
マーケティングにおいて、マネジメント能力も欠かせません。
マーケティング部門は市場調査を行い、収集したデータを分析して多角的な視点から戦略を練っていきます。
また、他の部門との連携が不可欠であるため、異なる部署間でのコミュニケーションやチームの動向の調整、戦略の実行に向けたリソースの配分などを考えていきましょう。
まとめ
事業開発でマーケティングを行っていくためには、しっかりと2つの違いや役割を理解する必要があります。
また、事業開発とマーケティングに必要なスキルを把握することで、いま自分自身が持っていないスキルを身につけることが可能です。
マーケテイング戦略設計から外部アドバイスも行なっている『株式会社Venture Ocean』では、企業・個人様に合わせたマーケティング戦略を行っています。
「これから新規事業の立ち上げを考えている」という方は、ぜひ弊社にご連絡いただければと思います。
毎月5社限定で初回の無料相談会を行っておりますので、ご興味ある方は、下記の弊社HPよりお問い合わせください。
また弊社のご支援実績はコチラです。
また、公式ラインも始めました!
この公式ラインでは、YouTubeやホームページでは公開していない、ディープなマーケティング情報について発信しています。
そして今なら、登録特典として、
①月商別(1000万、5000万、1億、5億) の壁とその乗り越え方のPDF
②CRMプロフェッショナル石田さんとの限定動画(2本)
③認知度の上げ方:完全版
を無料配布しております。
※特典内容イメージ↓
ご興味ある方は、ぜひご登録ください!
では本日は以上です。